2021年12月13日（月）、オンラインのライブ配信にて、知の多様化プログラム「Meet UP！」を開催し、4社130名以上が参加しました。

今回は「男性育休のススメ」と題とし、講演・ワークショップの二部構成での開催となりました。
2022年度からの「育児・介護休業法」の改正に伴い、メディアからも注目が集まる「男性育休」について、参加者が改めて共に学び考える集いとなりました。

「Meet UP！」の取り組み、目的についてはこちらからご覧ください。
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本記事では、講演の様子をご紹介します。

基調講演 前田 晃平様（認定NPO法人フローレンス　代表室長）

基調講演では「パパの家庭進出がニッポンを変えるのだ」と題し、認定NPO法人フローレンスの前田様より、男性育休の実態と展望について、豊富なデータと実体験を交えてお話しいただきました。

前田様ご自身が育休を取得され、その経験を元に書籍も出版されています。中でも「このままじゃ妻が死ぬ」「家事分担は夫と妻の双方にとっていいやり方を０から考える」など、実体験に即して育児の共有の必要性を語る内容が、参加者に強い印象を与えていました。

講演後は、「『勇気ある行動が変える』とありましたが、勇気を出さないと取れない休暇制度という時点でおかしいと思いました。後進のためにも、自分たちが勇気を出して変えていき、彼らが勇気を出さずに当然のように取得できる環境にしていきたい」といった参加者のコメントもみられ、大きな意識転換のきっかけを得ることができた様子でした。

ワークショップ

第二部は、4社の参加希望者によるワークショップを行いました。
男性育休の取得に明るい講師を迎え、事例や同じ業界や立場の参加者同士が考えや思いを素直に共有しあい、今後に向けた具体的な行動を考える場となりました。

「(講演を受けて)とはいえ…と思うこと」「少しでもやってみようと思うこと」など、参加者の本音に寄り添ったファシリテーションと、普段話す機会のない他社間での近しい立場同士の共感によって、非常に活発な意見交換が行われました。

参加者からも、「他の企業の状況や、育休取得の体験談を聞くことが出来て非常に良かった。育休に対するイメージが良いものへ変わった」「これから育休を取ろうとしている人、既に取った人、それぞれの視点で話を聞くことが出来て、悩んでいるのは自分一人ではないことを改めて認識できた」などの感想があがりました。

参加者の声

「上の層や、部長陣クラスの人達には、講演視聴を必須にしても良いくらいのコンテンツでした。当社も徐々に男性育休を取得されている方が増えてきているので、そういう人達が戻ってきたあとのキャリア、家庭との両立環境を整えていく必要が（それも組織、チーム、家庭内全てのレイヤーで）あると感じました」

「大企業に働く一員として、日本をより良くするために動く最先端でありたい。まずは自分の会社の中で、勇気をもって情報発信をしていきたい」