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2023年11月15日(水)にて女性活躍推進セミナー「LADY, GO UP!」を開催し、6社48名の女性社員が参加しました。
今年で8期目となる「LADY, GO UP!」、今年は基調講演とパネルディスカッションを凝縮した1日間のオンライン開催となり、
キャリアデザインのための多角的なインプットが行える場となりました。
「LADY, GO UP!」の取り組み、目的についてはこちらからご覧ください。
▶About us
本記事では、各社の女性管理職によるパネルディスカッション及び基調講演についてご紹介します。
パネルディスカッション
セッション冒頭で「特定のひとりをモデルにするのではなく、複数の人の良いところを取り入れ、自分なりのモデルを形成していく」パーツモデルの考え方が紹介されたのち、
様々なご経験を持つ各社の女性管理職が人生曲線を用いつつこれまでの経験を振り返り、仕事に対する考え方や哲学、現在の思いなど語りました。
「誰の役にも立っていない」と感じたタイミングがあったことや、逆に「仕事をしていてよかった」と心から感じたご経験など、
実際にご本人からお話を伺う場ならではの、内面・心情の動きなども開示しつつのご共有が印象的でした。
パネリストの発表の後、設けられた質疑応答のパートでは、
「女性管理職として、上司としての在り方で何を大切にしているか。優しすぎると甘く見られてしまう、厳しすぎると人は離れてしまうと難しく感じる」などといった職場からの率直な悩みが寄せられ、
それぞれのパネリストから自身の体験をもとに多様な回答が寄せられるなど、一方的なインプットにとどまらない、キャリアを支えあうコミュニティとしての側面が表れていました。
パネルディスカッション後、参加者の皆様からは
「やはり自社先輩の声が一番自分にとってリアリティがあり、心に響きました」
「全体に対する発表だけでなく、少人数でお話する時間があり、とてもよかった」
「同じ食品会社で働く女性として、どんな考えを持ち仕事に臨んできたのかを聞く機会はとても有意義だった。今の立場にたどり着くまでにどんな困難を超えてきたのかだけではなく、受講者へのアドバイスもとても的確で参考になった。」
といったご感想が寄せられました。
基調講演 小巻 亜矢様(株式会社サンリオエンターテイメント 代表取締役社長)
基調講演では、株式会社サンリオエンターテイメント代表取締役社長の小巻様より、「『想定外の出来事』が自分の枠を広げ、社会を変える」と題し、お話いただきました。
講演冒頭での「自分自身の今までを振り返っても、今の20代~30代の女性を見ていても、皆さんの一歩一歩が必ず社会を変えているんですよね」
「今苦しみながらもやっている一歩一歩のことが後輩の道を開いている」という力強いエンパワーメントのメッセージが印象的でした。
社会全体が変化し、今ダイバーシティが求められている背景に触れつつ、変化の時代の「想定外」を楽しむ考え方について、
プランド・ハップンスタンス(計画された偶発性)などのキャリアの概念を用いつつ、
その時は「なぜ私が?」と思うような出来事を『楽しんでやるぞ』という視点を持つメッセージをお話いただきました。
「私自身、私の人生で社長になるとは思っていなかったんですが」といったように、
小巻様ご自身の率直で親しみやすい開示も交えつつのメッセージに、共感と深い納得感が生まれていました。
ご講演を受けて、
『「想定外が自分の枠を広げ社会を変える」というタイトルから心を掴まれました。想定外の出来事や、辛い逆境体験からも自身を奮い立たせて乗り越えてきた姿が勇ましく、とても勇気を貰いました。ご自身の信念や価値観にも気づく体験を通じて軸が確固たるものに変わっていったというお話しも非常に興味深かったです。』
『「人生はケーススタディ。知見が重なり自己ベストを更新し続ける。」という言葉が心に残りました。私自身、挑戦を恐れて行動にセーブをかけてしまう部分がありましたが、それによって自分の可能性を自ら狭めていたのではないかと考えました。これからは自分の可能性を広げるために、様々な経験を積んでいきたいと考えました。』
など、人生に対する気づき・学びや勇気につながったという大きな反響が寄せられました。
参加者の声~「LADY, GO UP!」全体を終えて
「同じ課題や悩みを抱えている同僚へも今回得た学びを共有したいと思いました。
また、誰かに仕事を任せること、頼ることが苦手でしたが信頼して任せること、任せた後で自分はどう動くかを考えることなど意識的にやってみようと思いました」
「もう少し年次が上がってから、今の私のような年代の後輩が同じような悩みを抱えていたら、今日印象に残った話や、それまでの自身の経験をもとに、少しでもそれをほぐせるような存在になりたいと感じました」
「来年、もしキャリアに悩んでいる後輩がいたら受講をおすすめしたいです。出産や育児と仕事の両立で悩んでいる同僚や後輩がいたら、相談に乗り、誰かの求める自分ではなく、自分が求める自分自身でいることの方が大事だと伝えたいです」