Works
2019年10月18日(金)、東京・森永プラザビルにて、知の多様化プログラム「Meet UP!」を開催し、6社約100名が参加しました。
今回は「LGBTについて知る」ことを目的とし、株式会社ミライロの堀川 歩様にお話しいただきました。
※本記事内の肩書は、2019年10月当時のものです
「Meet UP!」の取り組み、目的についてはこちらからご覧ください。
▶About us
本記事では、勉強会の内容をご紹介します。
LGBT・性的マイノリティとは
日本では性的マイノリティは13人に1人、左利きやAB型の人とほぼ同じ割合で存在します。
LGBTとは、
L:レズビアン(女性同性愛者)
G:ゲイ(男性同性愛者)
B:バイセクシュアル(両性愛者)
T:トランスジェンダー(出生時に診断された性と自認する性の不一致)
の頭文字をとった、性的少数者の一部の人々(性的マイノリティ)を表す総称です。
他にも、性的マイノリティには、Q:クエスチョニング(自分の性別や性的指向に確信が持てない人)、A:Aセクシュアル(同性にも異性にも性的欲望を持たない人)、I:インターセックス(身体的に男女の区別がつきにくい人)等多くの種類があります。
LGBT当事者「も」働きやすい職場づくり
堀川様は「誰もが働きやすい職場にするには環境面(ハード)と、心理面(ソフト)の両面で考えていく必要がある」と仰います。
環境面(ハード)については、どのような性自認の人でも使いやすいような「トイレの整備」が例として挙げられました。
日常の中に潜むダイバーシティ&インクルージョンの観点に、参加者が「考えたこともなかった」とハッとさせられる様子が見られました。
また、心理面(ソフト)については、「話したい=カミングアウトしたい」と思ったとき、安心して話せる環境づくりが肝要だと言います。
カミングアウトされた内容を第三者に話す(アウティング)のではなく、「話してくれてありがとう」と受け止め、あえて何もしない(態度を変えない)ことが求められているのです。
「自分にとっての“性のあたりまえ”を他人に押し付けないことが重要です」と堀川様は強調しました。
参加者の声
「LGBTを学ぶ本当の意味(自分らしさを大切にすること)を知ることができた」
「カミングアウトを受けたことがあるが、対応が正しかったのか疑問だったので知ることができてよかった 」
「LGBTに対する考えが変わった」